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「幸せ」とは何か?高い顧客満足度を誇るザッポスのCEOが説く幸福論 

こちらの記事にて、「仕事は、RPGでいう戦闘のようなものだ」ということ、また、精神的に参らず仕事を続けるために

1.自分のMental HPにとってのdamage/回復となる要素(人・活動・状況など)は何かを明確にする
2.回復要素でMental HPを回復しながら、1回の仕事(=戦闘)中にdamage<Mental HPとなるようにする

ことの必要性をお話しました。


1.の「回復となる要素」の例として「幸せ」が挙げられますが、その「幸せ」について、hintになりそうな考え方を書籍『ザッポス伝説』の中で見つけたので、皆様の参考になればと思いご紹介します。

顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたか
顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたかトニー・シェイ 本荘 修二 監訳/豊田 早苗 訳/本荘 修二 訳

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結局は皆、「幸せになる」ことが人生の最終goal!?

『ザッポス伝説』(第7章)によれば、「あなたの人生のゴールは何ですか?」と問い、さらに「それはなぜ?」を繰り返していくと、最終的には皆「幸せのため」という答えにたどり着く、ということです。


「幸せ」とは何か?

では、そもそも「幸せ」とは何でしょうか?

これは私の個人的意見ですが、私は、誰にとって「何が」「どの程度」幸せだと感じるかは人により異なると考えています。
ですから、不特定多数を一括りにして「我々にとって〇〇が幸せな人生だ」「幸せな〇〇とはこのようなものだ」と「幸せ」の具体的な定義や基準を断定する論には賛同できません。
結局、自分にとって「何が」「どの程度」幸せかは、自分自身に聞くほかないのです。

とはいえ、特にこれまで世間の考える型通りの「幸せ」=自分にとっての幸せの基準、と捉えてきた(洗脳されてきた!?)方にとっては、いきなり「自分にとっての幸せとは?」と聞かれても答えられないかもしれません。
そこで、hintになりそうな情報として(人によって具体的な「幸せ」の定義や基準が違うということを前提としながら)「幸せ」に関する心理学的な話をご紹介していきます。


「幸せ」に関する心理学的な話

「幸せ」について、『ザッポス伝説』(第7章)では以下の観点(framework(=枠組み、分類の仕方))で説明しています。


<幸福かどうかを決定する4つの要素>

・自分で自分をcontrolしていると感じられるか
・自分が進歩していると感じられるか
・つながり(関係の数と深さ)
・Visionと意味(自分自身よりも大きなものの一部となること)


<仕事における、マズローの欲求段階説>

「マズローの欲求段階説」を見聞きしたことはあるでしょうか?人間の欲求段階をピラミッド型で表現し、より下の欲求を満たすことを優先する―というものです。 ※Wikipediaでの説明はこちら

『ザッポス伝説』の著者(=ザッポス社の創業者、Tony Hsieh(トニー・シェイ))は、この「マズローの欲求段階説」を仕事と絡めながら説明しています。

【優先度:低】
↑自己実現欲求…充足感、自立、創造性、倫理性、信頼性、事実の受容
│自我の欲求…業績(成し遂げたこと)、地位、責務
│愛情と帰属の欲求…家族、人間関係、友人
│安全の欲求…住居、安全性、保護、雇用の安定
↓生理的欲求…食べ物、空気、休息、水、睡眠、SEX
【優先度:高】


<幸福感の3つのタイプ>

【幸福感持続時間:短】
快感…常に「もっと、もっと!」とさらに強い快感を追い求める。

【幸福感持続時間:中】
情熱…「フロー(by ミハイ・チクセントミハイ)」とも呼ばれる。「最高に集中している時に最高のパフォーマンスが出せる」というもので、時間の感覚がなくなる。

【幸福感持続時間:長】
崇高な目的…自分にとって意義のある自分自身よりも大きなものの一部になることで得られる。


多くの人が人生で、快感で得られる幸福感をずっと持ち続けられると考えて、快感で得られる幸福感を一生追求し続けるが、その後情熱について考えるようになり、それを解決できれば、自分にとってより崇高な目的を探すようになる。
しかし研究結果によると、適切な戦略はその逆である
―とのことです。

確かに、よく耳にする目標(というか「夢」?)で「宝くじで一億円当てる」「年収1000万円になる」「出世する」などがありますが、それらの目標を達成した瞬間は嬉しいとしても、その喜びは長続きしないということですね。
身近な例でいえば、「マッサージ」「他人からの称賛」などが挙げられます。仕事で何度も同じ賞を受賞されたある方が、「最初は嬉しかったけれど、何回も受賞してるとだんだん何とも思わなくなってきたなあ」と言っていたのを思い出しました。


おわりに

いかがでしたか?ご紹介した心理学的な話、ご自身にも当てはまると思いますか?また、今回ご紹介したような「幸せな」状態になっている時、ご自身のMental HPはどう変化していると考えられますでしょうか?


※補足※
『ザッポス伝説』は、一般的には「起業物語」「成功体験談」「顧客/社員満足度の話」というimageが強いかと思われますし、実際そのような内容の章もあります。
しかし終盤は、著者(=ザッポス社の創業者)がザッポスの理念「Delivering Hapiness(幸せをお届けする)」を遂行する中で興味を持ち、勉強したという「サイエンス・オブ・ハピネス(=「ポジティブ心理学」。「(精神健康面に問題がある人でなく)普通の状態の人をもっと幸せにするのは何か」を研究する学問)」の話になっており、今回ご紹介した話が出てきます。この展開(本の内容の転換)は読んでいて結構意外でしたが、「自社の理念に関する勉強は重要だものな」ということで納得しました。

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顧客が熱狂するネット靴店 ザッポス伝説―アマゾンを震撼させたサービスはいかに生まれたかトニー・シェイ 本荘 修二 監訳/豊田 早苗 訳/本荘 修二 訳

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