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経験のある業界?新しい業界?~Johnの場合~ 

米Yahoo!で、キャリア選択に関する興味深い記事を発見したので共有します。

Which career path should John choose, emergency services or new industry?
※全文英語です

この記事は、キャリア選択に悩んでいる実在の米国人男性(ジョン John)を取り上げ、「彼はどちらを選ぶべきか?」と問いを投げかけています。記事の下には、読者のcommentsがずらりと並んでいます。

お題となる動画は(外国人向けでないため当然ですが)会話速度がnative speedであるため、速すぎて何を言っているか聴き取れない方々もいらっしゃるかと思います。TOEICよりも速いです。
とはいえ、動画の概要は記事本文に書かれていますので、本文を読むだけでもお題の内容はつかめるかと思います。

以下、そのお題の内容を日本語でご紹介します。

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「救急serviceと新しい分野、Johnはどちらのキャリアの道を追い求めるべきか?」

<主人公ジョン Johnの紹介>
・同居家族は、教師をしている妻ミッシェル Michele、3人の子ども、妻の父親、犬2匹。

・救急serviceの仕事を16年間勤めてきた。

・このほど米赤十字社を解雇され、最低賃金で働いている。そのため借金の請求書が積み上げられて行くばかりで、それらの総額は35万ドル(≒2,888万5千円)分以上。


<Johnの転職活動の現況>
・これまで携わってきた緊急serviceの仕事に再度就きたい。

・書類選考に応募しても、全滅。

・職務経歴書に書いているのは、経験してきた仕事の内容のみ。それらの仕事での自分の実績(成果、手がけてきた量)や、どのような姿勢で仕事に取り組んだかは書いていない。


Johnの話を聴いたキャリアコンサルタントのトリー・ジョンソン Tory Johnsonは、Johnにこう問いかけます。「選択肢は2つあります。救急serviceを続けるか、または全く新しい分野で16年間培った技術と経験を活かすか?」

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何もこの状況は、米国だけの話ではありません。日本でも充分に起こりうる(むしろ実際に起こっているであろう)話です。解雇された際だけでなく、転職を考える際に必ず出てくる選択肢です。ハローワークや求人sites、求人仲介業者で求人情報を探す際、希望業界や職種を聞かれて詰まってしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。


選り好みできる状況ではない?

この決断を難しくしている要因として、「収入の問題」があります。上記の通りJohnの家計は火の車です(余談ですが、合計3千万円近くの借金とは…家のloanでもあるのでしょうか?)。3人の子ども、妻の父、2匹の犬を養わなければなりません。現在も夫婦ともに働いてはいますが、借金の請求書が積まれていく一方の現況では、Johnは「早急に今より高収入の仕事に就かなければならない」というpressureを感じていると思われます。

ここで選り好みして条件を絞る(=救急service業界にこだわる等)と、充分な収入を得られる仕事に就ける確率を自ら下げてしまうことになりかねません。
かといって、妥協して何らかの仕事に就けたとしても、その仕事がJohnに合わず精神的に参ってしまい、結局働けなくなってしまう…というおそれもあります。
よって、この思考循環に陥ってしまうと、なかなか希望業界が決められなくなってしまいます。


Prideと未知の世界への不安

(お題の動画を見る限り)Johnは緊急service業界の経験しかないようですし、そこで16年間働き続けてきたことに誇りを持っているようです。そのためか「自分には緊急serviceの道しかない!」と思い込んでいる様に見えます。

私はJohnのように16年間も同じ業界、同じ仕事をした経験はありません。ただ、Johnの緊急serviceの仕事への誇りは想像できます。また、「今さら違う業界なんて…」という思いや不安もあることでしょう。


私ならこうする

もし私がJohnなら、こうします。

1. 徹底的に自己分析を行い、「自分の中の優先順位・価値観」「自分は、何に喜びや生きる意義を感じるか」を明確にします。

2. 1.で明らかにした事柄に、より従うことができる業界を選びます。


※具体的な手法は、長くなるので本記事では割愛します。

「なぜ緊急service業界にまた戻りたいのか?」を突き詰めて行くと、他業界、もしくは仕事以外の場(趣味や家庭など)でも実現できそうな動機が見つかるかもしれません。


まずは心のcareを

とはいえ、問題解決するための行動に移る前に、Johnには心のcareが必要と思われます。感情の膿を全て出しきり、「問題解決のための行動を起こそう」と心の底から思えるようになってからでないと、問題解決のための行動に移っても消極的・受動的になり、ついには途中で止めてしまうおそれがあります。

キャリアコンサルタントがJohnに色々と質問している時、Johnは鬱屈した感情が非常に溜まっている様子でした(sand bagを叩いている場面など)。話を聴いたキャリアコンサルタントが「こうすべき」「ああすべき」とadviceしても、Johnはいまいち乗り気ではない様子でした。ついには、そのキャリアコンサルタントに「あなたは私が何かadviceしても『はい、でも…』ばかり。言いたいことを正直に言ってくれないと、私はあなたの課題を解決できませんよ!(意訳)」と言われる始末。

(動画での様子を見る限り)おそらくJohnは、キャリアコンサルタントのadviceは(理屈としては)正しいと理解しているものの、感情的には腑に落ちていないと思われます。問題解決の行動を起こすenergyが、彼の中に充分沸き上がっていないのかもしれません。
その原因として、たとえば自信喪失、鬱状態が考えられます。もしくは、Johnは非常に感情的な状態で、理屈が頭に入ってこないのかもしれません。「自分なんてダメだ」「どうせ上手くいかない」というような感情が強いままでは、積極的な行動はできません。また、1社落ちただけで「ほら、やはりダメじゃないか」と行動を止めてしまう可能性が高まります。

人間は、感情を持っています。理屈さえ正しければ心の底から納得できるとは限りません。自分の感情・状況を充分理解していると信じられる相手からのadviceであれば心の底から納得できますが、そうでない相手からだと「こちらの事をよく知りもしないくせに!」と反発心が沸き上がり、心の底からの納得ができない場合があります。『人を動かす』(デール・カーネギー Dale Carnegie著)でも、人を説得する原則の1つとして「相手の考えや希望に対して同情を持つ」ことが挙げられています(p. 245)。

キャリアコンサルタントの役割は、あくまで「キャリアに関する問題を解決するための方法を提案すること」と考えると、心のcareは別の人―たとえば愛する奥さんーの助けを借りた方が良いかもしれません。


おわりに

自分のキャリア(≒職歴)をどう築いていくか―今回のJohnのように、岐路に立ち選択を強いられる事は、働く人間にとっては往々にしてあります。

(これは人生の選択全般においていえますが)全ての人、全ての場合に共通の「正解」などありません。何を「正解」とするかの基準によって、選択肢は「正解」にも「不正解」にもなります。また、未来(結果が出た後など)にならないと正否がわからない(=やってみないとわからない)場合もあります。

では、何を基準とすれば良いか?ーそれは、「自分にとっての優先順位・価値観」です。『7つの習慣』でいうミッション・ステートメントです。自分が心の底から大切にしている(=優先したい)事柄を明確にし、それに従って選択すれば、結果がどうであれ後悔が少なくなります。

「自分にとっての優先順位・価値観」を明確にする方法は、『7つの習慣』の第二の習慣で詳しく書かれています。また、(少し簡潔になりますが)『成功と幸せのための4つのエネルギー管理術』第8章でもビジョンステートメントの名称でこの話が書かれています。今回のJohnと同様の悩みを抱えている方々にとって、参考になるかと思います。

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